MENU

連載記事

連載記事

ラボ女

とやまの建設女子にスポットをあてる連載「ラボ女」。建設業界は男性ばっかり?そんなことはありません。多くの女性が現場で活躍し、建設業界で力を発揮しています。そんな建設女子をとやま建設ラボは応援します!

※不定期連載

ラボ女Vol.2 近藤建設 石黒莉歩さん「娘のために頑張る!」

「娘のために頑張る!」

Q. 建設業界に入ったキッカケを教えてください

父が塗装業をしていて、幼い頃から現場に遊びに行くことが多かったんです。現場内の雰囲気が良く、楽しいイメージがずっとありました。高校生の頃に、当社でのインターンシップで現場を3日間ほど体験し、その時の現場や社内の雰囲気がアットホームな感じだったのと、女性の先輩もいたのでこの会社に入ろうかなと思いました。

入社8年目の石黒さん。現場で働く父の姿に憧れ、建設の道に

Q. 実際に入る前と入った後でイメージは変わりましたか?

入る前は3Kのイメージが強かったのですが、女性ならではなのか、体力的に厳しい作業は男性社員よりも少ないですかね。夏はやっぱり暑さがキツイ!今年の4月に産後復帰したので、子供がいても仕事は続けられます。

Q. 産後復帰されたのですね?

1歳半の娘がいます。1年弱休んでいたので、体力が思っていたよりも落ちていてビックリでした(笑)。

旦那さんと娘さんの3人家族。趣味は娘と遊ぶことと笑みを浮かべる

Q. 自分の好きな仕事、これだから「この仕事はやめられない!」と思うことはありますか?

一番間近でドンドン仕上がっていく工事の過程を見られること、教科書に載っているようなことを目の当たりにすることは、何回経験しても面白いなと思います!それと、出来上がった建物を見たお客さんの嬉しそうな笑顔を目の前で見ることが出来るので、とてもやりがいがありますね。

Q. 反対に、つらかった経験はありますか?

現場で働いていると、「女の子だから無理しなくていいよ」と優しさで言われることもありますが、「こっちは無理しているつもりないのに、甘く見ないでほしいな」と思うことはたま〜にあります(笑)

職人さんとコミュニケーションを取りながら工事を進める。ヘルメットの緩んだ紐を直してあげる石黒さん(や、やさしい…)

Q. 建設業の「ここがおかしい!」と思うことはありますか?

旦那は職人なのですが、大雪や台風の時も当然のように現場に向かう姿を見て、「この天気なのにやるの?」と思いました(笑)。私も産休前はそれが当たり前だったのですが、産休で仕事を離れてみて、「スゴイことをやっていたんだな」と改めて感じましたね。

Q. 建設業界への入職を考えている学生、若者に向けて一言お願いします。

楽しさや面白さもありますが、その分大変なこともあります。地図に残り、形に残る仕事だと思うので、自慢の仕事にはなるかなと思います!

Q. 最後に、今日までお仕事を続けられている理由を教えて下さい!

今は、「娘のために頑張って働かなくちゃ」と思っています。私自身、幼い頃に父が施工した現場を、工事中や完成した後に見せてもらって、とても自慢に思っていました。今も一番の憧れで、自慢できる家族が父です。私も娘にとってそんな存在になれたら嬉しいですね。

 

1日のスケジュール

石黒さんの1日のタイムスケジュール

5:00
起床、お弁当など準備
6:00
娘起床、朝ごはん
7:00
保育園送り
7:40
出勤
現場仕事など
17:30
退勤
18:00
保育園迎え
18:15
帰宅、夕飯準備
19:00
夕飯
20:00
お風呂(娘と2人で)
21:00
娘寝かしつけ、保育園準備
23:00
就寝

PROFILE

近藤建設株式会社 建築本部建築部建築課   石黒莉歩さん

平成5年9月22日生まれ
富山市出身、富山工業高校建築工学科卒業後、金沢科学技術大学校建築学科に進学。卒業後、近藤建設入社