複業人材と進めた経営課題解決(その1)
年頭のご挨拶の際に触れました、黒部市長の肝いり政策のひとつ「複業人材と進める経営課題解決」について今日はご紹介します。(複業人材の件については以前の会社紹介「新年あけましておめでとうございます」に掲載しています。ご覧になっていない方はまずそちらをご覧ください。
https://www.kensetsu-labo.com/report/10239
当社はこのセミナー参加をきっかけに、自分達が現在抱えている大きな課題を改めて洗いだす作業を行いました。株式会社新興は多様な事業形態を有していることから、抱えている「問題点や課題」が山のようにあるわけですが、その全てをこのプロジェクトで何とかしようとすれば時間と労力が膨大なことになるだろうとのことで、大きく2つの課題を複業人材の方々にまずは聞いていただくというところから始まりました。
当社の抱える最大の課題は「若手・女性社員の獲得」がまず一つ挙げられました。これは当社ばかりでなく建設業会全体に言えることではありますが、当社では急務の課題と捉えています。若手の他に「女性」社員の獲得もしたいと考えているわけですが、現場においても女性ならではの視点の他に、「建設業に貢献したい・いいものを造りたい」といった想いが男性よりも強い傾向があると認識していることから女性社員の獲得を掲げているところです。
建設業界は「男性社会」と思われている為、その中で「熱意」をもって頑張る女性の獲得は当社の人材獲得戦略の中でも大変重要な部分です。もう一つの課題は「バックオフィス(現場事務所も含む)建設DXの推進」を課題としました。
当社は当時、建設DXとはほど遠い「IT化」の最中と言える状態であったため、DX化による業務改善や省人化は急務である状態でした。この2点を「最重要課題」とし、まずはオンラインで複業人材の方々にこの問題点・課題を提示することからこのプロジェクトへ参加することにしました。
オンラインによる当社の課題説明には多くの複業人材の方々が参加され、人材からの質問も大変多く、興味を持っていただける会となりました。その後、黒部市とパソナJOB HUBさんが全国から黒部市の課題を抱える業者を手助けしたいと考えている人材の皆様を引き連れそれぞれの会社へ訪問し、課題についてディスカッションが行われました。
当社には8名の人材の方々が訪問され、自己紹介のはずが課題に対して「私ならこのように課題を解決します」とプレゼン合戦がはじまり人材の方々の「本気度」に「圧倒されました」。
その後黒部市主催の懇親会でおいしいものを頂きながら、全国各地で複業として地方企業のお手伝いをしている方々から様々な活動内容を聞かせて頂き、この時間だけでも大変貴重なものとなりました。
その後人材の方々より当社の課題を解決する為の「提案書」が提出されました。なんと!9名もの方々から提案書を提出していただき、実際にその中から当社の課題解決に向け一緒に働いていただく人を「選考」する必要がありました。どれも素晴らしい提案内容であったことから選ぶにも本当に苦労しました。
今回は複業人材の方々とどのように関わって仕事をすることになったかを掲載しました。
次はどのような方と一緒に課題解決プロジェクトをすることになったか、そしてどのように進めていったかを次回掲載いたします!