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1日ドケンガールレポート(その4)

私たちの仕事

8月3日(土)に株式会社新興で開催された建設業体験イベント
「1日ドケンガール」の第4回レポートです。今回は「三次元データ作成体験」を中心にレポート!

3次元設計

三次元データ作成体験

三次元データって何?
三次元データとは、平面に作成されている図面とは別に、三次元(3D)で作成してあるデータのことを言います。イベント当日に撮影したデータにより3Dデータを作成すると処理に時間がかかる為、今回は予め作成しておいたものを見て頂きました。時間がかかると言っても自動航行で撮影した写真を取り込むだけなので、簡単に作成することができます。

当社ではドローンによる航空測量(航空撮影写真)から三次元点群データを作成しています。
三次元点群データって何?って思われるでしょうが、簡単に説明すれば以下のようなものになります。

下の写真は点群データを編集したりするのに使うアプリの画面になります。これは航空写真ではなく、すでに三次元点群データ化された状態のものです。

サイトスコープ次にこの点群データを拡大していきましょう。

サイトスコープ2少しずつ画像が荒くなっていくような感じになります。さらに拡大すると

サイトスコープ3たくさんの点が散らばっているように見えます。これが点群です。この点群のひとつひとつが測量系座標 X・Y・Zの情報と色情報を持っています。つまり点の集まりが位置、高さの情報を持っているため、遠目に見ると一つの写真のように見えており、3Dデータとしてあらゆる角度から現況を確認することができるようになります。

サイトスコープ4このように立体的に確認することが可能になります。

今回のイベントではドローンで撮影した航空写真を点群データに変換する作業の一連の流れを参加者のみなさんに説明し、実際に点群データになったものを見ていただきました。

当社では航空写真から点群データに加工するアプリとしてメタシェイプを使用しています。このアプリは簡単に説明すればたくさんの写真を一つの大きな写真に合成、調整を行い、位置情報や高さ持った点群を生成することができるというものです。その仕組みや詳細は書いている筆者も詳しくないので割愛させていただきますが、現代の技術の進歩にただ脱帽してしまいますね。

現況の三次元データに今度はこれから工事を行う為のデータを入れます。このデータを三次元設計データと言います。今度は三次元設計データ作成アプリを見て頂きました。

サイテック現況の三次元点群データに設計データを取り込んだものです。
今回のイベントではマシンコントロールシステム搭載のICT建機にこのデータを取り込み、参加者の皆さんに重機運転体験をして頂きました。

最後に建設業の取り巻く現状と建設業の魅力について簡単に紹介を行い、イベントを無事終えることができました。

今回当社単独でのこのようなイベントを開催することができ、女性に特化した形でありましたが建設業に興味を持っていただけたことを本当にうれしく思っています。当社では女性特有の視点や細やかな配慮等に着目し、未来の地域を支えてくれる女性技術者を募集しています。(当然男性も募集していますが。)今回のイベントで参加者の皆さまから「私達でもできそう」や「簡単」などという声を頂くことができました。専門的な知識や技術を最初から持ち合わせていなくても土木技術者になることは可能です。当社では社員教育時間やフォローアップ体制を整えており、未経験者にも分かりやすいようにサポートしています。また、資格取得支援も充実しており資格取得に関わる費用は全て会社持ちとなっています。土木工事に興味はあっても自信の無い方や、後世に渡って残っていくインフラの整備事業や地域を守る防災対策工事等に携わってみたいとお考えの皆様は是非当社にお問合せ下さい。また、イベント開催と別に体験してみたい方がおられましたらお気軽にお声かけください。イベントと同一内容に近いものを体験する機会を別途設けたいと思います。

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